一人で見えない祖父と話す弟

【怖い話 第2705話】一人で見えない祖父と話す弟

引用元
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1380581244/

561 :本当にあった怖い名無し:2013/10/16(水) 10:28:40.50 ID:FuZnz/kD0

あんま怖くないけど、投下。
どっかに吐き出したかったんだ

私がまだ6歳ぐらいのとき、母方の祖父が脳をやられて入院してたんだ。もう結構な年だし、治る見込みはないってんで、みんな覚悟はしてたようだ。たまの休みには、普段バリバリ働いていた両親とも、祖父の入院してる田舎に行ってたんだろうな…ほとんど家にいなかった。
この頃の母が夜中ずっと泣いていたのを、幼かった私もはっきり覚えてる。

私には2つ下の弟がいるんだが、ある時、この弟が家の電気の真下に突っ立って一人で何やら喋ってるんだ。そのときは忙しかった両親ともいて、不思議と家族全員が揃ってた。何してんだ、と思って聞くと、

「おじいちゃんが空飛んでる!」

電気を指差してこういうんだ。私もそのときのことはよく覚えてて、目を凝らしたがどこにも見えない。そのうち弟の言うことが変わってきた。

562 :本当にあった怖い名無し:2013/10/16(水) 10:29:44.08 ID:FuZnz/kD0

「おじいちゃんが燃えてる!」

意味がわからない。なんだかそんなことを言う弟が怖く思えて、私はただぼんやりと弟の言うことを聞いていた気がする。そして最後に、弟はこう言った。

「おじいちゃん、ばいばーい!」

それから間も無く、田舎で入院してた祖父が亡くなったのだと知った。

たまたま家族全員いるときに、祖父が弟の前に姿を現したのは、何か伝えたかったからなのだろうか。弟はこのことを一切覚えていないらしい。

炎



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