洗剤男

【怖い話 第3228話】洗剤男

引用元
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1354622274/

647 :本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 18:34:40.11 ID:ZOBJr7+00

小学生のころ、夕方外で遊んでいると、どこからともなく見たことのない男の子がやってきて
いつのまにかこっちをじっと見ているということがよくあった。
決して近づいて来ないが、遠巻きにこちらを見ている。
声をかけると、逃げてしまう。近づいても、逃げてしまう。一度いなくなるとその日は二度と来ない。
しかし数日するとまたこちらを見ている。毎日ではないが、一週間に1,2度は目撃証言があった。

近所の子供ではないし、学校でも見たことがないので、他の小学校の子供ではないかと
子供たちの間では噂されていた。その男の子はいつも手に洗剤の空き容器を持っている。
そしてときどきその洗剤の容器に公園の水を入れ、ごくごくと飲む。(俺はそれは見たことが
なかったが、弟が見たと言う)
しぜん、洗剤男という名がついた。

あるとき弟の友達が洗剤容器に水を入れようとしているところに声をかけたら、
なにやら意味がわからない言葉を叫び、空き容器を投げつけてものすごい足の速さで
逃げてしまったという。

変なやつもいたもんだな、ということでそれきり忘れていたのだが、中学に入って
ふと思い出し、中学校には市内の小学校の出身者が集まったので各校出身者に訊いて回った。

「しかじかの子供が有名だったんだが、そっちの小学校の後輩にいないか」
残念ながら出身校に洗剤男がいた者はいなかった。
しかしある小学校OBが「そいつ見たことある!」と言いだし、他の小学校OB連中にも
ちらほらと目撃者がいることがわかった。田舎なので一つの市はかなり広い。
目撃範囲は広範囲だ。

結局どこの子供かは不明のままだった。
なぜ洗剤を飲むのか。なぜ遠隔地の公園に現れるのか…。

彼はいまでも洗剤を飲みながら歩き続けているのだろうか。

洗剤



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