バスの最終便の乗客

【怖い話 第3354話】バスの最終便の乗客

引用元
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1347685557/

695 :本当にあった怖い名無し:2012/10/12(金) 17:53:02.29 ID:dpkT1rq40

本当にあったことなのか、寝ぼけてみた夢なのか、それとも気にするようなことでもないのか、
よくわかんないけど、書くだけ書いてみる

20年くらい前、バス通勤してたんだけど、その日は残業で最終便に乗ることになった

バス停で待ってると、時刻表より10分くらい早くバスが到着。ラッキーと思って乗り込むと、時間が遅いせいか先にいた乗客は一人
サラリーマン風の頭が薄いおっちゃんが、くたびれた顔で非常口付近の席にぽつんと座っている

俺が車両の真ん中付近の席に着くと、運ちゃんは何も言わずに発車
いつもなら「○○行です。発車します」くらい言うから、変だなあと少し違和感を覚えながら、俺は居眠り開始

俺が降りるバス停まで40分くらいあるし、これ以降のバス停は乗降がほとんどなくて、ほぼスルーされるから、
他の乗客に煩わされることもないので、居眠りにはもってこいの時間なんだ

で、どのくらい寝たのか覚えてないけど、「まもなく○○水源地です。お降りの方は窓枠の降車ボタンを押して、お知らせください」と
定番の自動音声のアナウンスで目を覚す。すぐにチャイム音が鳴って、運転席裏の「つぎ とまります」の表示板が点灯

バスが停車すると、コツコツと革靴の音が後ろから聞こえてきて、俺の横を先客のおっちゃんが通り過ぎる
で、そのすぐ後ろにぴったり張り付くように、老若いろいろの乗客が5~6人一緒に出口へ向かう
俺が寝てる間に、こんなに人が乗り込んでたのかーと、ちょっと驚く

けど、別に車内が混んでるわけでもないのに、なんでそんなに隙間を詰めて歩いてるのお前ら?と、違和感
全員が降りて、バスのドアが閉まり、運ちゃんがボソっと「発車します。次は……」

窓の外を見ると、頭が薄いおっちゃんと、一緒に降りた乗客が、
相変わらず、おっちゃんを先頭にして列車ごっこみたいに、ぴったり間隔を詰めて歩道を歩いていた
バスはすぐにスピードを上げて、おっちゃんたちを追い越して行ったので、すぐに姿は見えなくなった

なんか、おかしな宗教団体か?とか、いろいろ考えたけど、結局、よくわからなかった

後で、なんかの拍子に知った、七人ミサキとか言うのに一番似ているような気がするけど、
本当に七人いたかどうか数えてないからわからない

バス



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