田舎の祖母の家にいる綺麗な着物を着たおかっぱ頭の女の子

【怖い話 第3518話】田舎の祖母の家にいる綺麗な着物を着たおかっぱ頭の女の子

引用元
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1341449031/

822 :本当にあった怖い名無し:2012/08/02(木) 07:31:32.46 ID:iMI4H1sz0

あんまり怖くはないけれど、よく考えたらちょっと怖い話だなと思った事。

私は十五年くらい前、両親の離婚のゴタゴタで田舎の祖母の家に預けられていた。
そこにはおかっぱ頭で綺麗な着物を着た可愛い女の子がいて、いつも一緒に遊んでいた。
ある日、女の子が道の真ん中に立っていて、車が凄い勢いでその子に突っ込もうとしていた。

あぶない、と思うより先に飛び出し、女の子を突き飛ばし、私が車にひかれてしまった。
ひき逃げで、犯人は見付からなかった。
何故こんな事になったのかを聞かれたから、いつも一緒に遊んでいた女の子を助けようとした
と素直に話したら、そんな子は存在しないらしかった。
私はいつも、一人で遊んでいたそうだ。

それよりも、事故の後遺症で私は左腕が肩から上がらなくなってしまった。
けれど、何故か不便は感じなかった。それというのも、例えば髪を洗う時には、自分のもの
ではない手がもう片方の手と一緒に髪を洗ってくれたし、それに日常生活でそんなに腕を
上げる事も無かったから。
ただ、あれ以来女の子と直接会う事は無くなった。

それを不思議と思わず、小学校高学年くらいになった頃、家が火事になった。
祖母に連れられて外に出たけれど、家の中に、まだ女の子がいた。助けようと思ったけれど、
祖母も近所の人も放してくれない。私は必死で、名前も知らない女の子を助けようとしていた。
勿論、誰にもその子は見えていなかった。
最後に、女の子が見えなくなった時に、口が動いていた。多分、ばいばい、だったと思う。
女の子の口が開いたの、その時に初めて見た気がした。

次の日から、何故か腕が上がるようになっていた。今も五体満足だ。
女の子の名前も正体も声も未だに知らないけれど、家庭内のストレスで見た幻覚ではないと思う

火事



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