蛇憑き

【怖い話 第997話】蛇憑き

引用元
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1408633735/

694 :くろち:2014/09/21(日) 01:26:15.38 ID:8HfH5r0KV

んじゃ、おれも一つ。
おれはもともとばーちゃんが四国のとあるお寺の娘で、霊とかは見えないんだけど結構不思議な体験するんだ。
その中のひとつ。
おれのおやじは高知のど田舎出身。

そういう田舎はめちゃくちゃ犬神とか憑き物筋を忌み嫌う。
むかしから、ばーちゃんから(親父の母)からいろんな犬神の話をしてもらってた。
まぁ、怖い話も好きだったし、結構憑き物の知識はあった。

んでここまでは前置き。

695 :くろち:2014/09/21(日) 01:37:10.57 ID:8HfH5r0KV

かーちゃんはその父ちゃんと離婚して、実家のある県に帰ってきた。
それで、やっぱり生活していくために仕事を探した。

運よく?会社に入れたんだがその会社が問題だった。いや、正確に言えばそこの社長が問題だった。
そこの会社は個人でやってる建築会社なんだけど、社長が異様なまでにとある宗教に執着してた。
宗教?なのか、いまいちわかりにくいけど、神社の名前を言ったら誰もがわかる神社。
でも、そこの神社そのものを信仰してるんじゃなくって、そこから派生した新興宗教っぽいものを信仰していた。

696 :くろち:2014/09/21(日) 01:50:15.81 ID:8HfH5r0KV

会社には、ちっちゃい神社?みたいなのを作ってて、すっごい顔つきで毎朝拝んでいた。カーちゃんが見た限りでは一日もやらなかったのを見なかった日はないっていってた。

その会社は、ほとんどが営業さんで会社に残るのはかーちゃんと社長とAさんの3人だけだった。
しかも、会社で女はかーちゃんだけ。
その社長は次第にかーちゃんを意識したのかもね。
かーちゃんとAさんが仲好さそうに話してるとすごい剣幕でAさんを怒鳴りつける。
また、会社に帰ってきた営業さんがカーちゃんに話しかけると同じく、怒鳴りつける。
仕事中に話すな!って。
だが、Aさんがパソコンのわからないことを聞いてきても同じようにする。
しかも、怒鳴りつけるとき、睨むんだけどその姿が蛇みたいだったらしい。

そして、その社長は異様なまでにお金に執着していた。
デザイナーなんかに頼むとき、俺の好みじゃないから安くしろ。
だとか、いろいろないちゃもんをつけてはちょっとでも安くしようとしていた。

697 :くろち:2014/09/21(日) 01:58:13.61 ID:8HfH5r0KV

そんなこともあって、仕事に嫌気がさしてきたらしい。
んで、パワハラをされたらしい。
会社にいた人たちはどんどんやめていった。
そして、母もパワハラに耐えられず、仕事をやめることにした。
すると母の実家にその社長がきて本当にやめるのかと聞いてきたらしい。
母はやめるというと、怒鳴って帰って行った。

その日から、俺とかーちゃんの調子が悪くなった。
どうせストレスだろーと俺もかーちゃんも思っていた。
でも、日を増すごとに体調はどんどん悪くなり治る気配は一向にない。
そして視線を感じるようになった。

699 :くろち:2014/09/21(日) 02:13:46.42 ID:8HfH5r0KV

ストレスって怖いなーとか思ってた。
でもだんだん気味が悪くなって、そういえばこんな状況怖い漫画でもあったな・・・なんて思って久々にその漫画探してみたら、憑き物筋のことが書いてあった。
しかも、一発でその憑き物のページが開いた。
もしかしたら警鐘を鳴らしていたのかもしれないね。

そのことを母に伝えると、「蛇憑きかな・・・」と言った。
まぁ、気分転換にもなるしお祓いでも行ってみるかってことになった。


お祓いに行く神社は同じ地方にあるが、山奥にあり冬場は車で行けるのか??
ってとこにあった。
でも、お祓いに来る人は後を絶えないらしい。

その神社に近ずけば近ずくほど比例して頭痛を伴った。
俺「もうやめようか」
母「いや、せっかくここまで来たし、それに・・・」
といって車を走らせた。

山の中腹に差し掛かった時、二つに道が分かれていた。
左方向に神社はある。という看板が立っていた。看板には赤いビニールテープで神社があるらしい方向を指していた。
しかし、いけどもいけどもたどり着かない。
ついには行き止まりになってしまった。
とりあえず二股に分かれていた道まで戻った。

帰ろうか・・・そういったとき、頭痛が少し楽になった。
母「いや、右にいってみよう」
そういって車を走らせた。
すると案の定、その神社はあった。

700 :くろち:2014/09/21(日) 02:30:12.35 ID:8HfH5r0KV

その神社におりてみると、形容しがたい心地よさがあった。
神社に入り手続きをすませ呼ばれるまでしばらく待っていた。

待っていると、10人近くの団体客が来た。
その神社ではよっぽどのことがない限りまとめてお祓いをするそう。
あーこの人たちと一緒にお祓いするのかーとその人たちを見てたら
何人ものケータイが絶えずひっきりなしに鳴り響いていた。
どうやらバイヤーの人らしかった。
そのバイヤーらの人は一段落したところでおもむろにたばこを吸い始めた。
そこの神社はかなり穢れを嫌うところで、
身内が死んだら何日以上は絶対に本殿に入らないで下さい。
と書いてあったり・・・

なんだかなーと思っていると、
上から、緑色の木の実がコンッと屋根にぶつかってたばこを吸っている人たちの足元に落ちて行った。
その後も気にせず彼らはたばこを吸っていた。
すると今度は屋根にぶつからず、さっきよりもその人たちの近くに落ちた。
そして間髪入れずにまたおちてき、また木の実は落ちてきた。

さすがに奇妙に思ったのかその人たちはたばこを吸うのをやめた。
しばらくすると受付からおばあさんが出てきて私たちを呼んだ。
おばあさんは俺たち2人をじっと見ると、神主さんに
おばあさん「この2人先にやるよ」
といった。
まとめてやらないのか?と少し不思議に思った。

701 :くろち:2014/09/21(日) 02:43:26.93 ID:8HfH5r0KV

そこで聞いた祝詞が変わった祝詞だった。
「・・・・・・・・犬神、蛇、キツネツキ・・・・・・」
みたいなのがはいっててかなりびっくりした。
お祓いが終わると、今まであった頭痛や体のだるさがうそみたいに吹っ飛んだ。
なんか、ほんとに幽霊なんかいるのかもな・・・

んまぁ、霊感ないからさ、見えなくておばけの描写とか書けなくて期待はずれだったかもしれないな、ごめんな・・・


でも、最後に、二股に分かれてた道あったって書いたじゃん?
あの看板。
あれさ、よーく見てみるとビニールテープをはがして矢印の方向変えてたんだよね。
もしかしたら、というか多分その神社に行かさないように。

蛇



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