飼っている牛を溺愛したおじいさん

【怖い話 第1617話】飼っている牛を溺愛したおじいさん

引用元
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1416631943/

582 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/12/25(木) 22:16:21.64 ID:T1ZQGzrI0.net

いいトシの自分が小学生だった昭和の頃に
教室においてあった「世界のこわい話」にあった話
ベトナムの民話ってわりに挿絵は和風ベースに中華テイストないい加減さ
墓石の形状とかどう見ても日本、ただ墓は家ごとじゃなく個人ごとに建てるらしい

昔、洋の東西を問わず牛は農耕用の動力としても使われる動物だった
だから農家なら貧しい家でもかなりの割合で牛は飼っていた
仏教国では基本食べないので家族同然であり貴重な働き手でもあった

しかしある老夫婦が飼っている牛を、おじいさんはやたらめったら溺愛し
いじわるなおばあさんは逆に非常に憎んでいた(嫉妬?)
そしてある時、いじわるなおばあさんは牛を叩き殺してしまった
おじいさんは悲しんで号泣したがおばあさんは大笑いするばかりだった

その後何十年もしておじいさんとおばあさんはそれぞれの墓石の下で眠り
墓場の他の村人達の墓石と一緒に立ち並んでいた
ある日、おばあさんの墓石に牛の足跡が一つついていた
拭いても取れないので寺の僧侶が困り、石屋を呼んでそこだけ削ってもらった

しかし数年するとまたおばあさんの墓石に牛の足跡がついていた
もうお察しだろうが、足跡がつくたびに墓石は石屋によって削られていった
そして百年以上たった頃には、おばあさんの墓石は削りすぎてなくなってしまい
土台も草に埋もれ、墓場の全ての墓にお経をあげる僧侶(前述の僧侶の子孫)にすら
そこに墓がある事は気がつかれず、誰もお経をあげてくれなくなった

今の歳になってみるとツッコミどころ満載だし
後味悪いというよりは牛の長年の執念がキモいだけの話かもしれんが
当時小学生の自分は「牛ってこええ…」としばらくろくに眠れないほど
後味悪かったので、今でもかなり鮮明に内容を覚えているくらいだ

牛



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